横浜難航、主力7人続々と保留

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横浜の契約更改が難航している。19日までに主力7選手が保留。この日、横浜市内の球団事務所で4人が交渉に臨んだが、3人が保留。土肥義弘投手(29)門倉健投手(32)多村仁外野手(28)の3選手はいずれも越年覚悟の交渉を続ける構えを示した。
 プロ初の10勝を挙げた土肥の表情は怒りで紅潮していた。3度目の交渉では2200万円増の6600万円が提示された。希望額は7500万円。「1年の苦しさを振り返ると簡単には判を押せない」と語気を強めた。今季は巨人戦全8カードに登板し7勝。ローテーションの間隔が長引き調整に苦労した点も主張。「目に見えない苦労も評価して」と訴えた。
 11勝の門倉も2200万円増の7500万円に絶句。「悔しい。今年はプロ1番の年。早く練習がしたいし、来年に響く」と声を絞り出した。2年連続3割30本の多村には9200万円から200万円のダウン提示。交通事故などで29試合の欠場が響いたが、代理人の阿久津弁護士は「年を越してもじっくり話し合う」と長期戦覚悟の姿勢だ。
 球団側は「妥協点を探したが見つからなかった」と、今後の再評価も難しい考えだ。4年ぶりのAクラス。当然来季の目標は優勝であるべきチームだからこそ、双方に思い切った歩み寄りが必要だ。

貧乏は不幸ではない、しかし不便ではある。